WCS2018予選日本3位 デッキ紹介【ロック害悪】

魔導デッキアマゾネスデッキに対して試合を有利に展開することができるため、今回のWCS終盤戦で大活躍してくれたデッキです。

主にHEROデッキの使用者が少ないタイミングで使用しました。

デッキレシピ

防御札とロックカードを中心に展開し、

相手のデッキ切れを狙ったデッキとなります。

スキル:増刷をうまく利用するライフ調整が重要となります。

ミスティック・パイパーの採用

ミスティック・パイパー / 効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻   0/守   0
このカードをリリースして発動する。
自分のデッキからカードを1枚ドローする。
この効果でドローしたカードをお互いに確認し、
レベル1モンスターだった場合、自分はカードをもう1枚ドローする。
「ミスティック・パイパー」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

レベル1モンスターの採用枚数が多く、召喚権を使わない害悪ロックデッキにおいて、

強力なドローソースとなるミスティック・パイパーですが、

従来は本来腐らせることができたはずの禁じられた聖杯を使わせてしまったり、

せっかくロックした相手モンスターをエネミーコントローラーのリリース素材にするタイミングを与えてしまったり、

使用するリスクの高いカードでした。

しかし、現環境では禁じられた聖杯及びエネミーコントローラーの採用率が低くなっていると判断し、採用に至りました。

万が一禁じられた聖杯を使われてしまった場合でも、リリースすることは効果ではなくコストであるため、リリースはできます。場に攻撃力0のモンスターが立ったままにしないように気をつけましょう。

また、あくまでエネミーコントローラーは採用率が減っているだけであり、使用されてしまう可能性を切り捨ててはいけません。

有利に試合展開をしている場合は、手札に溜め込み、召喚しない選択肢もあることは念頭に入れておきましょう。

悪夢の偵察者、執念の剣の採用

悪夢の偵察者 / 効果モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻 650/守 500
リバース:相手はデッキからカードを3枚ドローする。
この効果でドローしたカードをお互いに確認し、
その中から魔法カードを全て墓地へ捨てる。

執念の剣 / 装備魔法
装備モンスターの攻撃力・守備力は500ポイントアップする。
このカードが墓地へ送られた時、このカードをデッキの一番上に戻す。

30枚デッキである魔導デッキが環境に存在するため、自分のデッキ切れ対策は必須となります。

また、30枚デッキの場合、自然のドローだけでは相手のデッキを最後まで削れずに引き分けになってしまうため、相手のデッキを切らす札も同時に必要となります。

ミスティック・パイパーとのシナジーがある迷犬マロンも良いですが、

ミラーマッチにおける悪夢の偵察者の対策、神の摂理などのモンスター効果を無効にするカードで対策されてしまう危険を考慮し、今回は執念の剣を採用しました。

迷犬マロン / 効果モンスター
星1/光属性/獣族/攻 100/守 100
このカードが墓地へ送られた時、このカードをデッキに加えてシャッフルする。

特に、ミラーマッチでは重要となり、執念の剣採用型vsマロン採用型のマッチアップでは、理論上90%近い勝率を出せる点を評価しました。(詳しくは、vsロック害悪の項目を参照)

2 各環境デッキへの立ち回り

vsD-HEROデッキ

不利なマッチアップです。

複数の下級モンスターに対して序盤に分断の壁を使用できるかどうかが鍵となります。

今回、デッキ枚数を極力絞り、ミスティック・パイパーを採用した理由の一つに、分断の壁や黄金の天道虫などのキーカードを早めに引きにいく動きが重要であることが挙げられます。

また、対HERO戦では、ドレインシールドを打つタイミングが重要となります。

相手のハンドにマスクチェンジがあるのかどうかを常に意識し、マスクチェンジを引かれる前の序盤に積極的に使っていくことも考えなければなりません。

レインボーライフに関しては、早計に使わずに、極力、局所的ハリケーンに対して打つことが重要となります。

局所的ハリケーンからのワンターンキルを、遅らせることができる貴重な札ですが、やはり手札の枚数が防御の厚さに直結する害悪ロックデッキにおいて、ハンドコストの1枚は痛手となることも考慮し、今回は1枚の採用となりました。

vsアマゾネスデッキ

非常に有利なマッチアップです。

アマゾネスの王女の攻撃宣言を止めることがやはり重要となり、

肥大化はアマゾネスの王女または、最悪でもアマゾネスの賢者に狙い撃ち、その他のモンスターには打たないことが重要です。(優先度としてはやはり、アマゾネスの王女が高い。)

肥大化底なし落とし穴は”攻撃宣言”自体のロックとなるため、その他のモンスターには打たず、アマゾネスの王女を狙い撃つために温存して戦う必要があります。

アマゾネス側としては、チェーン2以降にアマゾネス急襲などでモンスターを展開することで底なし落とし穴を回避することはできますが、肥大化を回避することはできません。

そもそもモンスターの打点が低いアマゾネス側は回復まで駆使されてしまうと、ジリ貧になり、決め切れないことが必然的に多くなってしまいます。

vs魔導デッキ

互角か、やや有利なマッチアップです。

魔導デッキはロック害悪デッキの防御体制が出来上がる前に一気に決めることができるか、

黄金の天道虫や分断の壁といったキーカードを早めに引くことができるか、

ということが重要なポイントとなります。

お互い好ハンドの展開となった場合は、モンスターの枚数が少ない魔導デッキは厳しく、ロック害悪に分があるため、「互角かやや有利」という見解となります。

魔導デッキ側は、ゲーテの使い所が非常に悩ましくなります。ロックされたモンスターを裏側守備表示にするために使うのか、相手の伏せカードをケアするために使うのかの判断が重要となります。

vs森羅デッキ

非常に不利なマッチアップです。

やはりストールのセットカードの破壊効果、

せっかくロックしたモンスターのアドバンス召喚、

薔薇恋人による罠効果の無視、

まさに害悪ロックデッキを駆逐するために生まれてきたような性能であり、

正直なところ、為す術がありません。

そのため、まともに回られると勝ち筋がないため、

相手のデッキからストールが落ちないことをとにかく祈り、

セットカードを大胆に伏せてしまうことが有効ではないかと考えています。

vs害悪ロックデッキ

互角か、やや有利なマッチアップです。

基本的にはお互いにデッキ切れを狙い合うマッチアップとなります。

相手のデッキ切れ対策札は何か意識することで、勝ちに繋がる可能性があります。

デッキ切れ対策札がお互いに執念の剣であれば基本的には引き分けとなり、執念の剣がデッキの底から2枚目以内にある側が悪夢の偵察者でドローされ切ってしまい、負けてしまいます。

こちらが執念の剣、相手が迷犬マロンであれば迷犬マロンはデッキのランダムな位置に戻るため、いずれデッキの底から2枚目以内にきてしまう可能性が高く、勝利する可能性が高くなります。

また、相手が28枚デッキであれば貪欲な瓶を採用している可能性が高く、その場合は相手のデッキが残り4枚のときに悪夢の偵察者の効果を使うことが最善手となります。その中に貪欲な瓶があれば勝利することができます。

*貪欲な瓶はデッキ枚数が0の時は、使えません。

28枚のロック害悪に貪欲な瓶が採用されている可能性が高い理由は、

貪欲な瓶は実質、デッキ枚数を4枚カサ増しするカードであり、

28+4の32枚という枚数は悪魔の偵察者を使用されてもデッキ切れしないギリギリの枚数となっています。

そのため、わざわざデッキ枚数を28枚にしている理由は、手札にくると腐ってしまう執念の剣迷犬マロンではなく貪欲な瓶を採用したいがため、と考えられます。

こちらのデッキ底2枚に執念の剣がある確率は1/12=約8.3%に対し、

28枚デッキで貪欲な瓶がデッキ底4枚にある確率は1/7=約14.2%となり、微妙な差ですが、この差が勝率に繋がります。

代替えカード案

IN(デッキ枚数は要調整)

迷犬マロン

貪欲な瓶

ガード・ブロック

レインボーライフ

アンデット・ワールド

光の護封陣

戦士抹殺(対HEROへのキラーカード)

OUT

執念の剣

ミスティック・パイパー