WCS2018予選日本3位 デッキ紹介【聖騎士デッキ】

WCS2018予選、強い安定感をもち、

幅広い対応力を持っていたことから序盤戦で重宝したデッキです。

デッキレシピ

今回は、死者への供物を3枚採用したスキルバランスの聖騎士デッキを使用しました。

確実に初動でトリスタンを展開できるため、

相手ターンに相手モンスターを除去できるカードが

死者への供物3枚・栄光の聖騎士団3枚・狡猾な落とし穴2枚

の合計8枚のため、高確率で、相手ターンに、自由なタイミングで相手モンスターを除去できることがこのデッキの大きな強みと、安定感に繋がっています。

死者への供物の採用

速攻魔法
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その表側表示モンスターを破壊する。
次の自分ドローフェイズをスキップする。

前述の通り、相手ターンに自由なタイミングで相手モンスターを除去できる動きを安定させるために採用しました。

また、聖騎士デッキは、デッキトップで引いたカードに頼る場面が少なく、

自分のターンが回ってくればアロンダイトやトリスタンなどの1ターンに1度発動できる効果を毎ターン活かした戦い方をするため、ドローフェイズのスキップは他のデッキと比べると大きなデメリットにはなりにくいです。

また、ミラーマッチでも猛威を振るい、相手の装備魔法の発動時に対象のモンスターを破壊してしまえば、その時点で勝利をもぎ取れるほどのアドバンテージを得ることもできます。

そして、後述しますが、不利なマッチアップである

対魔導への勝ち筋を意識する意味でも採用を決定しました。

ベディヴィエール・パーシヴァルの不採用

聖騎士ベディヴィエール
星4/光属性/戦士族/攻1600/守1500
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「聖剣」装備魔法カード1枚を墓地へ送る。
(2):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、
フィールドの「聖剣」装備魔法カード1枚と、
そのカードを装備可能なモンスター1体を対象として発動できる。
その装備魔法カードを正しい対象となるそのモンスターに移し替える。
この効果は相手ターンでも発動できる。

聖騎士パーシヴァル
星4/光属性/戦士族/攻1900/守 300
(1):このカードが「聖剣」装備魔法カードを装備している限り、
このカードはレベルが1つ上がり闇属性になる。
(2):「聖剣」装備魔法カードを装備したこのカードが墓地へ送られた場合、
自分の墓地の「聖剣」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。

どちらも強力な効果を持った効果モンスターですが、

初動でトリスタンを展開し、相手の表側表示のカードをいつでも破壊できる盤面を安定して築くことを優先し、今回は採用を見送りました。

特にベディヴィエールは、トリスタンと並んだときに、

相手ターンにノーコストで相手の表側表示のカードを破壊できるため、

非常に強力ですが、

その反面でトリスタンと並べなければ効果が意味をなさないことになってしまいます。

現環境では試合展開が非常に早く、コンボパーツを揃える前に相手にキルされてしまう危険が多く、採用を見送りました。

ダブル・サイクロンの不採用

ダブル・サイクロン/速攻魔法
(1):自分フィールドの魔法・罠カード1枚と、
相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

このデッキにおいてのダブルサイクロンは、

装備中の聖剣カードを対象に発動することで、

相手の魔法・罠カードを破壊しながらトリスタンに聖剣カードを再装備することで、

同時に相手の表側表示カードも破壊できる、強力なシナジーを持ったカードです。

しかし、相手の場に魔法・罠カードがなければ発動することができず、

伏せカードを多用するアマゾネスデッキロック系統の害悪デッキに対しては強力な効果を発揮する一方で、

それ以外のデッキに対してはカードを一切伏せないプレイングで対応されてしまうことが大きな欠点となっています。

今回はスキルバランスを採用し、安定感を優先する意味で採用を見送り、死者への供物を採用しました。

各環境デッキへの立ち回り

基本的には対応力が高く、

相手ターンに相手モンスターを破壊できる動きが安定してできるデッキですが、

具体的な環境デッキとの立ち回りを見ていきたいと思います。

vsD-HEROデッキ

やや有利なマッチアップです。

基本的にはD-HEROモンスターの下級の打点は1600のため、

下級モンスターではこちらの打点を越えられず、

M・HERO暗鬼やD-HEROデッドリーガイなどの上級モンスターには

前述の破壊カードで対応でき、殴り合いでは負けません。

しかし、コズミックサイクロンや局所的ハリケーンで伏せカードを全て取り除き、

上級モンスターを展開された場合には太刀打ちできないため、

天命の聖剣を守備表示のトリスタンに装備することが重要となります。

トリスタンは自分以外の攻撃力が低い聖騎士モンスターを攻撃対象にできない効果を持っているため、まず守備表示のトリスタンを壁として立たせておくことが重要です。

うっかり攻撃表示にしてしまうと、前述の伏せカードを取り除いた後の

V・HERO トリニティの格好の的となってしまうことに気をつけましょう。

vsアマゾネスデッキ

互角または、やや有利なマッチアップです。

相手は表側表示のモンスターと伏せる魔法・罠カードが多く、

トリスタンとアロンダイトの的となってくれることが多いでしょう。

注意点としては、アロンダイトを無駄撃ちしすぎないことです。

セットカードが多いアマゾネスですが、永続罠などのフリーチェーンで発動可能なカードも多く、アロンダイトが無駄撃ちとなってしまい、相手モンスターの打点を越えられなくなります。

また、このマッチアップでは相手のアマゾネスモンスターにアロンダイトを装備し、相手の伏せカードを破壊することも重要な動きとなります。

もし環境にアマゾネスが多ければ、ダブルサイクロンを採用することで、より有利に戦えることが期待できます。

vs魔導デッキ

不利なマッチアップです。

こちらはモンスターの数が少なく、そのモンスターをゲーテで除外されてしまい、なすすべなく負けてしまうことも少なくないでしょう。

勝ち筋としては、自分がモンスターを展開する前に死者への供物などで相手の魔法使いモンスターを除去し、

ゲーテが打てない状態でモンスターを展開し、アロンダイトで伏せカードを除去してアドバンテージをとっていきます。

そのため、自分が先行時に相手が魔導デッキの可能性が高ければ、

後続のモンスターがいない場合はモンスターを出さずにターンエンドすることが良い選択だと言えます。

vs森羅デッキ

非常に有利なマッチアップです。

基本的には森羅はセットモンスターが多く、アロンダイトを引けていれば負けることはほとんどありません。

注意すべき点は、神の摂理で自身の効果モンスターを破壊させてしまわないようにする点です。

神の摂理の疑いがあるセットカードはアロンダイトで割ってしまうか、破壊できていないうちには迂闊に効果を発動しないようにしましょう。

また、トリスタン+栄光の聖騎士団の構えか、死者への供物があれば

オークやレギアなどの強力な上級モンスターも効果発動前に除去できてしまうため、森羅側としては非常にやりにくいでしょう。

有事の際は聖剣カリヴァーンを装備してしまえば、基本的には森羅側はその打点を超える手段を持っていないので、カリヴァーンをつけて攻撃表示で待機させることもできます。

vs害悪ロックデッキ

互角または、やや不利なマッチアップです。

アロンダイトで伏せカードを破壊できる上に、底なし落とし穴や肥大化でロックされたモンスターを自身で処理できるため、有利だと思われがちですが、

モンスターカードの枚数が少ないため、モンスター切れで負けてしまうパターンが多くなります。

特にラヴァゴーレムを採用しているデッキには、勝ち筋が非常に薄くなります。

勝ち筋としては、攻め急がずにアロンダイトで相手の防御札を吐き出させ、聖剣カリヴァーンを利用してキルできるタイミングを見極める必要があります。

自身のモンスターが2体並び、片方に聖剣カリヴァーンが装備されている場合は、

カリヴァーンをつけたモンスターで攻撃→死者への供物でカリヴァーンを付けたモンスターを破壊→もう1体のモンスターにカリヴァーンを再装備

といった動きも相手のライフポイントを削り切るタイミングでは重要な動きとなります。

代替えカード案

・IN候補

ダブル・サイクロン(アマゾネス・ロックデッキを意識)

クリボール(HEROを意識)

天命の聖剣(HERO・ミラーマッチを意識)

・OUT候補

死者への供物

狡猾な落とし穴

聖剣アロンダイト